東京ヴェルディはJリーグから即時脱退させよ
今更もう遅い。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100216-00000029-spn-socc
クラブを創設し、名門に育てた読売新聞社(&よみうりランド)が経営から撤退したのは1999年のことである。その後を同じ読売グループの日本テレビが引き継いだが、これまた経営環境の悪化から昨季限りで撤退することになった。これは日本テレビの経営環境の悪化というよりもヴェルディの財務状態悪化によるところが大きい。なぜなら売り上げ(チケット、広告、営業)だけを見ると押しなべて低く、ほとんど債務超過の状態、つまり赤字経営を意味する。ところがこれに「その他」の項目を付け加えると途端に収支がある程度のところでバランスしている。Jリーグ分配金にそこまでの力はないので、答えは「親会社からの損失補てん」を意味する。これを裏付けるものが2009年10月23日付の日本経済新聞に記事として掲載されているので引用する。
草創期にブームに酔ったつけで放漫経営に陥り、親会社から赤字を補てんしてもらう甘えの構造ができあがった。坂田信久社長(現・国士舘大教授)時代に「補てんは年10億円まで」という原則を築き、三浦知、ラモスら高額年俸選手との契約を切って運営費を大幅に削ったが、02年の同社長の退任後は再び経営体質が戻り、08年には日本テレビが31億円も拠出した。<2009/10/23, 日本経済新聞>
サイバーエージェントがヴェルディのオーナーになった2006年当時は、ITベンチャー企業のスポーツクラブ買収が流行しており、スポーツチームのオーナーになって社会的信用を得ようと目論みた新興富裕層が多く存在したが、これでは「経営破綻」といわれても致し方ないし、たった1年で株主を撤退するなど、クラブにとっては迷惑以外の何物でもないが、順位と運営状況を考えるとスポンサーがコロコロ変わるのも致し方ない。無理に支援を続ければ株主代表訴訟リスクに耐えられない。サイバーエージェントが1年で撤退を余儀なくされたのはこの点にあると思う。
経営する会社がなくなればクラブは自動消滅せざるを得ない。クラブのOB連中がヴェルディを存続させる方法を検討して、出した結論が持ち株会社によるクラブ経営だった。だが、持ち株会社によるクラブ経営はJリーグでは初めてのケースであるので、安易に認めて失敗させるわけにはいかず、持ち株会社が提出した来年度の事業計画案のうち、スポンサー料収入として計上した5億4千万円を11月16日までに確定(=契約成立)させること、それができなければJリーグから即時脱退させるという極めて厳しい条件を眼前に突きつけた。なぜなら持ち株会社の場合には事業収入が他に無いので、即座に経営が立ち行かなくなる上に、Jリーグ本体が損失補てんをすることも出来ないからだ。
ヴェルディの最大の問題点は親会社の思惑に左右されすぎてしまい、地域密着型のクラブ運営を常々怠ってきたことにある。それというのも、Jリーグ開幕時にヴェルディは名称に親会社の「読売」をつけることと、ホームタウンを東京にすることを主張していた。これはスター選手を集めて常勝軍団化を目指し、テレビで毎試合中継して全国にファンを作ることで読売グループの広告塔として位置づけると共に、ひいては本業である読売新聞の拡販につなげたいとする思惑があったからだ。早い話が、ヴェルディを「サッカー界の読売巨人軍」にしようとしていた。
だが、プロ野球の場合は創設当初から巨人が盟主的な立場にあった上に、親会社が大手新聞社(当時の最大メディアは新聞だった)ということも手伝って全国区を対象としたファン獲得ができたが、サッカーにはそのような下地は全く存在せず、しかもヴェルディはJリーグ内の単なる1チームでしかなかったので強力な発言権があろう筈も無かった。全国展開の計画は早くも頓挫してしまった。またJリーグ開幕当時の東京にはホームの基準を満たすスタジアムがなかったので(都心に最も近い国立競技場は全クラブに開放する中立のスタジアムとされており、特定のクラブのホームグラウンドとすることはできなかった)、ヴェルディの申請を却下した。ヴェルディはやむなく川崎市の等々力陸上競技場を使うことになってしまい、こちらも当初の思惑が外れてしまった。
かてて加えてJリーグサイドは企業色を極力排した運営を今も当時も志向していたし、全国各地に点在する他のクラブにおいては所属する選手を地元での各種行事に参加させたり、少年たちにサッカー教室を開催してサッカーを教えたりするといった地域密着型の活動を積極的かつ地道に行っていた。ところがヴェルディなかんずく読売新聞社の視野にあるターゲットはあくまで全国区であり、地元川崎に対するサポーター獲得活動やファンサービスを消極的というかほとんど行おうとしなかった。地元よりも全国に目を向けようとするクラブの運営姿勢は川崎市民やサポーター予備軍から反感を買いこそすれ、好意を持たれることは決して無かった。それが1997年当時の渡辺会長と川淵チェアマン(当時)の「(スポンサー)企業の意向かJリーグの理念か」という不毛極まりないやり取りに如実に現れている。
その結果、「観客がまるで集まらない→スポンサー撤退により収入が減少する→スター選手の年俸が賄えない→不満を持った優秀な選手の大量流出(ないしはリストラ)による戦力低下→それによる敗北の連続→まるで勝てないチームに対する魅力の減退→スポンサー&観客がさらに減少する」という負の連鎖に陥った。2001年にようやく念願である東京への移転を果たしたが、味の素スタジアムにはすでに前年にJ1に昇格したFC東京がおり、過去に悪行三昧を重ねてきたヴェルディを今更「我らがチーム」などとは誰も思わなかった。結局、基本的に国内でしか収入を得られないJリーグとしては、観客とスポンサーがクラブ運営を支援する母体になってくるからだ。その両方にそっぽを向かれたヴェルディにはもはや「退場」という方策しか残されてはいない。せめて同チームが有終の美を飾ることを切に希望する。
…サッカーの理念を理解できないような「ナベツネ」が出てくること自体が間違いだろwww
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100216-00000029-spn-socc
クラブを創設し、名門に育てた読売新聞社(&よみうりランド)が経営から撤退したのは1999年のことである。その後を同じ読売グループの日本テレビが引き継いだが、これまた経営環境の悪化から昨季限りで撤退することになった。これは日本テレビの経営環境の悪化というよりもヴェルディの財務状態悪化によるところが大きい。なぜなら売り上げ(チケット、広告、営業)だけを見ると押しなべて低く、ほとんど債務超過の状態、つまり赤字経営を意味する。ところがこれに「その他」の項目を付け加えると途端に収支がある程度のところでバランスしている。Jリーグ分配金にそこまでの力はないので、答えは「親会社からの損失補てん」を意味する。これを裏付けるものが2009年10月23日付の日本経済新聞に記事として掲載されているので引用する。
草創期にブームに酔ったつけで放漫経営に陥り、親会社から赤字を補てんしてもらう甘えの構造ができあがった。坂田信久社長(現・国士舘大教授)時代に「補てんは年10億円まで」という原則を築き、三浦知、ラモスら高額年俸選手との契約を切って運営費を大幅に削ったが、02年の同社長の退任後は再び経営体質が戻り、08年には日本テレビが31億円も拠出した。<2009/10/23, 日本経済新聞>
サイバーエージェントがヴェルディのオーナーになった2006年当時は、ITベンチャー企業のスポーツクラブ買収が流行しており、スポーツチームのオーナーになって社会的信用を得ようと目論みた新興富裕層が多く存在したが、これでは「経営破綻」といわれても致し方ないし、たった1年で株主を撤退するなど、クラブにとっては迷惑以外の何物でもないが、順位と運営状況を考えるとスポンサーがコロコロ変わるのも致し方ない。無理に支援を続ければ株主代表訴訟リスクに耐えられない。サイバーエージェントが1年で撤退を余儀なくされたのはこの点にあると思う。
経営する会社がなくなればクラブは自動消滅せざるを得ない。クラブのOB連中がヴェルディを存続させる方法を検討して、出した結論が持ち株会社によるクラブ経営だった。だが、持ち株会社によるクラブ経営はJリーグでは初めてのケースであるので、安易に認めて失敗させるわけにはいかず、持ち株会社が提出した来年度の事業計画案のうち、スポンサー料収入として計上した5億4千万円を11月16日までに確定(=契約成立)させること、それができなければJリーグから即時脱退させるという極めて厳しい条件を眼前に突きつけた。なぜなら持ち株会社の場合には事業収入が他に無いので、即座に経営が立ち行かなくなる上に、Jリーグ本体が損失補てんをすることも出来ないからだ。
ヴェルディの最大の問題点は親会社の思惑に左右されすぎてしまい、地域密着型のクラブ運営を常々怠ってきたことにある。それというのも、Jリーグ開幕時にヴェルディは名称に親会社の「読売」をつけることと、ホームタウンを東京にすることを主張していた。これはスター選手を集めて常勝軍団化を目指し、テレビで毎試合中継して全国にファンを作ることで読売グループの広告塔として位置づけると共に、ひいては本業である読売新聞の拡販につなげたいとする思惑があったからだ。早い話が、ヴェルディを「サッカー界の読売巨人軍」にしようとしていた。
だが、プロ野球の場合は創設当初から巨人が盟主的な立場にあった上に、親会社が大手新聞社(当時の最大メディアは新聞だった)ということも手伝って全国区を対象としたファン獲得ができたが、サッカーにはそのような下地は全く存在せず、しかもヴェルディはJリーグ内の単なる1チームでしかなかったので強力な発言権があろう筈も無かった。全国展開の計画は早くも頓挫してしまった。またJリーグ開幕当時の東京にはホームの基準を満たすスタジアムがなかったので(都心に最も近い国立競技場は全クラブに開放する中立のスタジアムとされており、特定のクラブのホームグラウンドとすることはできなかった)、ヴェルディの申請を却下した。ヴェルディはやむなく川崎市の等々力陸上競技場を使うことになってしまい、こちらも当初の思惑が外れてしまった。
かてて加えてJリーグサイドは企業色を極力排した運営を今も当時も志向していたし、全国各地に点在する他のクラブにおいては所属する選手を地元での各種行事に参加させたり、少年たちにサッカー教室を開催してサッカーを教えたりするといった地域密着型の活動を積極的かつ地道に行っていた。ところがヴェルディなかんずく読売新聞社の視野にあるターゲットはあくまで全国区であり、地元川崎に対するサポーター獲得活動やファンサービスを消極的というかほとんど行おうとしなかった。地元よりも全国に目を向けようとするクラブの運営姿勢は川崎市民やサポーター予備軍から反感を買いこそすれ、好意を持たれることは決して無かった。それが1997年当時の渡辺会長と川淵チェアマン(当時)の「(スポンサー)企業の意向かJリーグの理念か」という不毛極まりないやり取りに如実に現れている。
その結果、「観客がまるで集まらない→スポンサー撤退により収入が減少する→スター選手の年俸が賄えない→不満を持った優秀な選手の大量流出(ないしはリストラ)による戦力低下→それによる敗北の連続→まるで勝てないチームに対する魅力の減退→スポンサー&観客がさらに減少する」という負の連鎖に陥った。2001年にようやく念願である東京への移転を果たしたが、味の素スタジアムにはすでに前年にJ1に昇格したFC東京がおり、過去に悪行三昧を重ねてきたヴェルディを今更「我らがチーム」などとは誰も思わなかった。結局、基本的に国内でしか収入を得られないJリーグとしては、観客とスポンサーがクラブ運営を支援する母体になってくるからだ。その両方にそっぽを向かれたヴェルディにはもはや「退場」という方策しか残されてはいない。せめて同チームが有終の美を飾ることを切に希望する。
…サッカーの理念を理解できないような「ナベツネ」が出てくること自体が間違いだろwww
この記事へのコメント
潰れるべくして潰れたチームとしか言いようがないです。そこにナベツネが出てくるようでは。。。これを残すくらいなら横浜フリューゲルスを残すべきだったと今でも思います。
ナベツネは別に読売の名将に拘っちゃいなかった、川淵と対立した最大の原因は放送料の分配。
川淵も「自分もあの時は血の気が多かったし、渡辺さんとヴェルデを悪者にしようとするA社(おそらく朝日の事)についつい乗ってしまった」とハッキリ言っている。
単芝生やして知ったかぶりしてネットの世界に「自分は無知です」と宣伝するのは気分いいかい?