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zoom RSS 子どもの理科離れへの対応

<<   作成日時 : 2012/10/25 00:18   >>

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 出世する人は文系ばかり。


 理科なんて小学生の低学年の間に、教えられたことを、『自分』で『実証』させることでこれが面白いと思わせられるかどうかだ。小学生低学年なんて比較的安全な実験をやらせて、遊ばせていればいい。教科書を読んでいるだけなら物語がある分、国語のほうが当然面白い。それが出来る唯一の教科といってもいい(調べ物学習をする生活科総合は厳密な意味では教科ではないのでここでは除外)。算数は結局ロジックをやっているだけだし、社会も知識を実社会と比較することでしかない。理科は、教員の素養によって子どもの好き嫌いが変わる(教育そのものの将来を握る)ことが多い教科だ。小中学校の実験って教科書通りいかないことも多いけど、だからって説明もなく進んでしまうのではなく、学校の理科の先生がでんじろう先生のようなわかりやすく日常の事象や遊び要素のある実験、ネタ話などを踏まえて子供が興味を持てるような魅力的な授業をやれるようにすれば子どもは勝手に学習していく。理科離れの原因として以下の5つが挙げられる。

1.教師が理科を教えるのが下手
2.高校に入ると急に難しくなる
3.文系の方が大学受験が楽
4.就職、出世上で理系のメリットが薄い。論理的思考よりコミュニケーション能力
5.出世に不利(政財官界の有力者の大半は文系、というか理系は皆無)

 1番目だが、小学校の教員が、基本的に全教科を教えていることに問題がある。大体の人間がそうだと思うが、全教科得意な(深く理解している)ことは極めてまれだ。ましてや理系学部出身者ではなく教育大学の理科専攻出身者で理数系科目があまり得意ではない教師が、子どもにその楽しさを教えるには限界がある。教員の中には、実験や実証が面倒くさい、判らないという人が結構いるし、数学や理論が判らないという人も結構いる。自分が判らないのを前日丸覚えしたものをそのまましゃべっているから細かく噛み砕いて教えられない。これでは聞いているほうも面白くない。さらに教員は常時忙しいので、何故、どうして、と物事に興味を持つ子どもはあまり歓迎されない。おまけに最近では、子どもが実験で怪我でもした日にはすぐ訴えられてしまうので、教員もわざわざ自分の首かけて実験なんかしたくないと言い出している。そのため、校長の裁量で算数や理科の専門の教師(専科という)を補充したりして対応しているところもある。

 2と3番目は高校に入ると非常に抽象的な内容が多くなるという点だ。最大の要因は、3の文系の方が大学受験が楽なためだ。基本的に日本ではは極めて重要な何かの原因を追及していったりするよりも「それはそういうもの」として暗記することの方が重視される。それが大学受験でもそのまま適用されるため、教科書の解説が説明っぽ過ぎて面白味が無い。特に物理などになるとバネ秤の話や天秤、加速度などの話になると全くもって興味も何もないデスクワークの感が否めない。ここでつまづくと「数学は生活に必要ない」「理科は生活に必要ない」「物理も化学も生活に必要ない」「歴史なんて生活に必要ない」とどのつまり「学校の勉強なんて生活に全く役立たない」と理科どころか学校の勉強そのものに興味を抱かなくなってしまう。そうならないように教員の側に教える工夫が必要になる。もちろん、教師には無理な部分があれば、専門家を呼んでの授業が良いし、企業を退職された方などに嘱託で来てもらうなどの方法もあるが、大抵は丸投げになっているのが実情だ。

 4と5番目は漫画などの登場人物で描かれる理系は秀才肌で理屈っぽく、軟弱なイメージだ。そういう意識を持った子供は少なからず敬遠するだろう(小生はフィールドの多い工学系なので、かなりガテン系だったが)。企業の場合、製造系では理屈を振りかざすよりも現場での経験がモノを言う。正直、技術者は理系の大学院よりも高専の学生の方が優秀だし、人件費も安い。ジョブローテーション制度を敷いている会社では論理的思考よりコミュニケーション能力の方が重要視されるので、出来ない理由を長々と説明されるよりも出来る方法を考え出してくれた方が企業としては優秀なことになる。官庁に至っては技官出身者が事務次官にはなれない(文科と国交を除く)という点に集約されている。上司に京大文系出身の人間が居たが、あまりのアホぶりに呆れてしまった。また各政党のマニュフェストを見ても小中学生の理科教育に関する記述は1項目あるかないか程度できわめて軽視されている。このままいくと日本は将来没落する恐れがある。科学技術はどこかから自然に湧いて出てくるものではない。

 人間の本来的な性質は「模索し創造する生き物」である。フンボルトの名言である。つまり生まれながらにして人間は科学者だと解釈できるのだ。学術を文系・理系と無意味な二分法で分けることの是非はさておき(非というかナンセンスに決まっているが)理科離れという現象が起きているとするならば、それは教育制度の性質に起因しているといえる。これを丸暗記詰込み教育、意味不明に公式を覚えさせられてテストに受かるためだけに定理を覚えさせられるようなことをやっていれば科学に対する興味など育つわけがない。小学生に「太陽とは何か」「宇宙はどうやって始まったか」「進化とは何か」といった原則的な科学的事実を平素な言葉で説明してやるだけで、興味を持つ子どもは増えていくはずだ。数学が苦手な科学者だっている。アインシュタインは計算が苦手だった。物理学者は計算を年がら年中間違えている。歴史に名を残す科学者が、必ずしも成績優秀ではない理由を、文科省はもうちょっと真剣に考えるべきだと思う。

 ・・・必要になったら必要なものだけ覚えれば良いとか教われば良いとか本を見ながらやればいいとか、馬鹿な考えの屑どもをまず社会から一掃すべきだ。

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