海を往く者

アクセスカウンタ

zoom RSS 今の日本代表は第1級の国賊である52

<<   作成日時 : 2012/03/09 09:24   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

 決勝は反省点の方が圧倒的に多い。


 前半と後半ではまるで別の試合を見ているようだった。それと同時に国際試合の厳しさをまざまざと見せ付けられた試合でもあった。実際に勝ちゲームを落としたお粗末な出来だった。前半はマークもパスも中途半端で、選手間の距離もバラバラ。DFも引きずられる形で下がってしまい、簡単に切り込まれてシュートを打たれる有り様。後半は再三の好機を逃し続けた挙句、最後は一瞬の隙を突かれて敗れた。ドイツは最初からハイプレスをかけてきていたので後半ガス欠するのは佐々木監督も選手も想定内だっただろう。サッカーは、2−0が2−1になると相手は脅威に感じる得点差なので、ドイツはスタミナ切れを覚悟の上で後半も飛ばして3点目を狙いに来ていた。なでしこが粘り強いのは評価するけど、前半の試合の入り方がとにかく悪かった。米国戦の時にも言ったが、中盤と後ろでしか回せず、前線にはDFからのロングボールじゃないと出せない。ドイツは米国以上に阪口と宮間の両ボランチに厳しくきていたから、抑え込まれてしまい、体格と動作スピードで劣る宮間が攻撃の起点を作り出せていなかった。後半は出し手で速いボールを意識できていたが、本来は両サイドとFWの一人が早めに絡みに来ないといけない。
 
 熊谷と近賀不在が響き、センターラインの岩清水と宇津木が不安定で、後半に田中が入るまで、守備が安定しなかった。むしろDFからの縦へのフィードがあっさりインターセプトされている場面が目立った。早い話が「高い位置で取られてすぐピンチ」の回数が多かった。グラウンダーはもとより、高いフィードもことごとくカットされていたのは、パスの出所を研究していたドイツチームの勝利と言わざるを得ない。もっとサイド、もっと裏の意識をDFラインから高めないといけない。特にSBは川澄と大野が中に寄ってスペースをあけても阪口と宮間が後ろで構えすぎていたから、中盤に預けようとしてもパスがとにかく通らないので押し上げられない状況だった。パスサッカーと言われているけど、その実、緩いゴロパスばかりで前進守備を敷くような相手にはカットされやすいのが難点だ。しかも少し速いパスになるとトラップ出来ずに収まらない。後半修正してSBが上がるようになってから人数をかけてボールを前に運べていたし、相手がサイドをケアしにきた分FWに当てやすくもなって、前でつなげていたのは米国戦よりも良かった。得点だけみれば、ゴールラッシュで攻撃力が同等にも見えるが、安藤−川澄のようにギリギリまで相手DFを引き付けて、パスで相手守備ラインの背後を取るような攻撃側で緻密に攻めていけるようにしないと単発弾になりがちなのでここは修正する部分だと思う。

 大会を通じて永里が良かった。今回はチームにフィットさせてきた。やるべきことが分かればそれをきちんとできる実力はさすがだ。やっぱりあれだけキープできる選手がいるととても助かる。とにかく中盤の選手が(相手のプレッシャーを怖がって)パス受けを怖がるものだから、永里が何度も何度も中盤まで降りてきて、パス受け役をしていた。本番のロンドン五輪では5、6点は取りそうだ。個人的には川澄の使い方が気になる。左で出ている試合はどうもポジションを気にしすぎてこじんまりとしたプレーしか出来ていない。彼女のスタミナを活かすため、そしてキープ力のある永里とのバランス考えたときにはやはりトップがいいと思う。今日もポジション変わってからは活き活きとプレーしてたし、ドイツDFはかなり嫌がっていた。宮間への依存度の高さが少し気がかりだ。決勝戦で澤の不在が大きく響いたような気がする。今大会、ドイツだけが宮間を徹底マークで仕事をさせなかった。今まで、宮間が割と自由にプレー出来ていたのは、相手チームが、澤へのマークに注力してきたからだと思う。結局宮間がいない布陣はこの大会中一度もテストできなかった。やはり、澤不在では宮間へのマークがきつくなって当然なのでもう一枚欲しい(候補は阪口だと思うのだが、どうも併用しての効果が薄い)。このままでは男子の遠藤のように自陣内に封じ込められて攻撃の起点が作れなくなってしまい、戦力が半減する。

 佐々木監督はなぜここにきて絶不調の海堀を使ったのか。出場したデンマーク、米国戦を無失点で守った福元をそのまま起用すべきだった。W杯決勝のPKでの活躍でうやむやになっているが、W杯での海堀の守備は全く持って褒められたものではなかった。確かにセービングは良いがフィード力や判断能力の低さがそのままロストボールや失点に繋がっている。そしてこのドイツ戦でもそうだが、W杯の時から何ら成長していない。放り込まれた球への判断が致命的に悪くて遅い。4失点の内2点は海堀自身の致命的ミスだ。PKは仕方ないにしてもミスが即失点に結びつくという場面が如実に表れていたのが最後の4失点目だ。あれは即座に飛び出し、ゴールエリアを出てでもクリアすべき球だ。完全に手遅れの時点で飛び出しても失点するのは目に見えている。後はずーっとゴール前に棒立ち状態で失点。いくら顔色が悪くて体調不良だったとはいえ、正直、海堀にGKのセンスはゼロだ。しかも残り2分ぐらいに木龍を出してどうするのか。選手交代で時間稼ぎをするのでなければせめて10分ぐらいはプレーをさせるべきだ。木龍選手は、日本人には珍しく、スピード、ドリブルが優れている非常に可能性のある選手だ。こんな短時間で使ってよい選手ではない。

 有吉もひどすぎた。試合後泣き顔だったから本人も十分すぎるほど判っていたみたいだけど、このままでは五輪で彼女の出番はない。ディフェンス時のポジショニングは終盤まで修正出来ず、簡単に前向かれるわ、抜かれるわ、居なくてはいけないところに終始居られなかった印象だ。おまけに効果的な攻撃参加も出来ていない。後半終盤の宮間選手のマーク相手に対しての指示が見えていなかったり、相手選手へのマークがツーテンポくらい遅れたりで周りが見えていなかった。他にも鮫島の寄せが甘くて裏をとられて失点につながったり、相手FWにどフリーで打たせたりとディフェンスは最悪だし、岩清水はラインコントロールが出来ずに前線までの距離が遠いため、大野ともどもパスミスが目立った。ディフェンスラインでつないでいても意味はないし、縦パスが出せないのでは話にならない。中盤でダイナミックにやっていた安藤を下げた理由もよく判らない。今回のようにDFとGKの間にクロスを上げられた時は守備陣全体の課題だ。DFがクリアするのか、相手FWとGKの間に入ってGKにセーブさせるのか、そういった約束事がないのかと思う。GKの海堀より、ほとんどフリーな状態でシュートを打たせたDF陣の方が問題が大ありだと思う。相手より体が小さいんだし、ペナルティエリアでは常に体を寄せていないと競り負けてしまう。

 …「澤さんのためにも頑張る」って、一人ぐらい言ってもよかったと思うけど。なんでかね。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
今の日本代表は第1級の国賊である52 海を往く者/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる