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<<   作成日時 : 2012/03/03 07:36   >>

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 マスゴミは真実を報道しない。


 いまさら何を言っているのか?ついこの間、最後の選考をおこなったばかりじゃないか。価格高騰も納期遅れも去年の決定前から分かりきっていた事じゃないか。それでも承知の上で選んだのだろうに。統合開発・共同開発の「お約束」である「予定通りの『遅れ』」は、前々から米国が情報リークしてくれていた。それは、「F−4EJ改の代替として、F−35だけは選ばない方が良いよ」という言外の意味も多分に含んでいたはずだ。F−4EJ改は本当にもう限界だ。航空機というのは「金属疲労」という持病があり、どんなに部品交換や改修を繰り返しても耐用年数という壁がある。原型機が1958年初飛行、後から購入した空自でも既に1981年に生産が止まっているという超ロートルな機体だ。F−35の導入がこれ以上遅れれば、そのF-4EJ改の退役後に日本の空には大きな穴が空くことになる。それにもかかわらず、急いで買い出ししなきゃいけないネタを、未完成なのにLMの言葉を信じてカタログ買いしている時点で馬鹿っぷりもいいところなのだが、「発注だけ早くしろ」「不完全でもとにかく4機納めろ」などというこんな失礼な書簡を送るとは恥の上塗りである。後からしゃしゃり出てきて一人相撲で文句をぶーたれているのでは、米国もまともに相手をするまい。いまさら納期厳守を求めたところで、日本は戦闘機を国産化できていないし、現政権に交渉能力はないからすでに足元を見られている。同様の失敗を第2次FS-X計画でもやらかしているのに、つくづく政府・防衛省は学習能力が足りないと見える。岩崎統合幕僚長(採用決定当時の航空自衛隊幕僚長) と 一川元大臣は日本の防空に大穴を空けた責任を取って即刻自決するべきだ。機種選定に関しては大臣だってプロじゃないんだから基本的に現場である自衛隊の意見丸呑みであり、納期管理、価格を叩くことだけが大臣の仕事。

 一旦F−35に正式決定して、米国の顔を立てて&文句を封じてから、やむを得ず別の機体にするという高等なシナリオが最初から考えられていたなら話は別だが、AH−64Dの体たらくを見る限り、それはない。自国の軍隊がいかにあるべきか、という信念、戦略、体制をもっていないから、最重要装備の調達までこういう具合にいい加減な状態になる。心情的には他の選択肢も有りだとは思うが、もっと大きく安全保障の観点から見れば、米国と正面切って争うのは得策と思えない。EF−2000を導入して米軍との同期、協調性を損ねては日本にとって良いことは何もない(すでに米空軍からも見放されている)。経済的側面からのみ防衛を論じるととんでもないことになる可能性がある。なんせ中国、ロシア、南北朝鮮という敵対国家に囲まれている。EF−2000を導入した場合、一部改造や生産は日本が自由に行えるが次世代レーダーの開発計画は国際共同開発で行うように決められている。そして日本がEF−2000を導入したら韓国も数機導入して国際共同開発に参加すると言っている。つまり日本がEF−2000を導入したら後日他国に販売する際に日本の改良内容も一緒に相手国に輸出できるので、自然と近隣諸国に技術が流れるという仕組み(この点は仏ラファールも同じ)なのだがそれでもEF−2000を導入したいのか?もっと言えば、戦闘機を自国開発してる国なんて、アメリカとロシア、フランス、スウェーデンぐらいだ。中国とインドが少し頑張っているくらいで、後は、共同開発か全量輸入だ。ライセンス生産すら珍しい。自国開発できないと防衛できない、と言うものでもない。

 現状では限りなく必須条件に近い。近隣の仮想敵国が航空兵力を増強しているから、それらをより少ない機数で跳ね返さないと行けないので、性能的に圧倒できないといけない。F−22とF−15の模擬空戦の結果が防衛省に衝撃を与えたのだろう。先制攻撃が出来ないとしても、こちらの攻撃ポイントを相手に悟られる事なく専守防衛のための攻撃を自軍有利に開始できるという利点は、他の何者にも換えがたい。もちろん、加速性能や航続距離などは重要なファクターであるが、現状ではAWACSとのセットによるステルス性がそれらを上回っている。だが最終的な価格は高いといわれたF-2戦闘機を大幅に上回るのは確実だ。運用実績のあるF/Aー18で様子を見るという方法のほうがよかったのではないか?そもそもステルスでも重戦であるF-22が調達できなからってとにかくステルス戦闘機がほしいからと単発エンジンの軽戦であるF-35にしたこと自体が間違いだ。高速巡航は出来ないわ、ミサイルの搭載数は限られるわ邀撃機としてはイマイチの機体だ。例え高価であってもF-15のときのような価値はない。強いて言うならAHやA−10の代わりにはなるが、そんな高い対地攻撃機など聞いたことがないし、おまけに空自のCAS嫌い(F−2の仕様に入っていない)を考えたら、明らかに中途半端な機体&運用になるのは目に見えている。もっとも日本はなるべく複数の機体を運用したい(事故が起きて飛行停止になったら飛ばす飛行機がない)という方針だから、F-4の穴埋めとしてF-35を50機程度購入して、F-15の後継にはF-35の追加調達を考えず他の機体(国産機もしくは無人機)を考えているというのならそれもありだが。

 未だに「日本の技術なら」と平気で言う人間が多くて困る。元ヤンキーのオヤジが「俺も昔は…」というのと同じノリを感じる。気持ちは解るが、日本を過大評価しすぎだ。日本は素材技術は高いが、軍用品としてまとまったものを作るシステム技術に歯抜けが多すぎる。F−2の失敗に懲りているはずなのに、いまだに戦闘機用のまともな高出力エンジンを作れない。アビオニクスもある程度のところまでは作れるが、データリンクなんかのブラックボックス化されてるところには手が出ない。そもそも戦闘機開発にいくら掛かるか。米国ですらその負担を減らしたいからF−35みたいな中途半端なプロジェクトが通ったのだ。気合だけでどうこうなるような話ではない。いずれを取っても自国開発は厳しい。実験室段階での日本の科学技術は一流国の中の一つではあるが、軍事技術に関しては、ノウハウの蓄積も含めればTOPではない。加えて、せっかくの技術を効率的に活かす知恵がない。I-phoneなんて、それこそ当時の日本の技術なら楽勝で作れたはずだが、誰も作らなかった(作れなかった)ではないか。いい加減に現実を認めないと、本当に調子に乗ってる間にいつの間にか二流国になってしまう。まずこの国のクソ政治家連中を見ればわかるが今以上に防衛費が増えることは無い。そして、現状武器輸出ができない以上売ることで開発費用を回収することができない。 加えて止めを刺すのは「戦闘機開発の技術蓄積の少なさ」。それなのに国産なんて今から開発したところで少なくとも今から20年以上の時間がかかる。これではF−4後継どころかF−15の後継にすら間に合わない。今からでもF/A-18に変更するべき。複座のF型なら津波で水没したF-2Bの穴埋めにも出来るし、戦闘機とした能力不足になったら、電子戦機として運用も出来る。あと偵察機としても運用出来るから、RF-4の後継にも出来る。

 …F−35が好きとかユーロファイターが好きとか、そんな軍事ヲタクな観点ではどうしようもないところまで来ていることを認識する必要がある。

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