海を往く者

アクセスカウンタ

zoom RSS 女子選手権と天皇杯の分離開催に反対する

<<   作成日時 : 2012/03/17 08:41   >>

ブログ気持玉 0 / トラックバック 0 / コメント 0

  なんか違う気がする。


 世界のトップチームで、見ていて面白い試合をするならば単独開催は当然だが、日本がW杯で優勝しても、女子サッカー自体がまだまだ発展途上である。どうしても男子サッカーと比べてしまうと、ボールの動きやフィールダーのスピード、ゴール前の迫力という点でかなり見劣りしてしまう。現状では代表戦はまだ戦術やパス回しなど面白いし、盛り上がるが、国内のクラブチームの試合ともなると、はっきり言って観るに耐えないひどい試合があるのも現実だ。国際大会と国内の興行は別なのだ。ことにINACがいい選手を取り過ぎで独走状態になってしまっているので全く盛り上がらない。普段から空席だらけの女子サッカーなのに、女子選手権の決勝だからといって客が段違いに入るわけが無いのだから、もっと新潟アルビや岡山湯郷、浦和レディース、日テレベレーザなどの他チームがプレー・経営ともにかなり頑張るか戦力を分散させて高いレベルで競争するようにしないととても続かない(無料試合やJの前座を除けば、昨年のINAC最終戦でさえ5000人、下位チームは数百人程度)。例外は五輪での優勝でなでしこ人気を維持するか、もしくは容姿端麗で中身も伴っているアイドル的選手の登場ぐらいだろう。

 女子サッカーの人気はW杯後の新しいミーハーな客層に支えられている。イブ向けのイベントとして協会は考えているのだろう。しかし、多くの人はこの日を快適かつ贅沢に時間を費やしたいと考えているはずだ。この連中が年末の平日、しかもクリスマスにわざわざ時間を割くだろうか?混んだ電車に乗り、寒空の下で観戦し、その後クタクタな状態でレストランやホテルへと向かう羽目になる。家族連れなら遅い時間に食事したくないだろうし(チケットの手配に加えレストランの手配や移動までしたがるだろうか?)、また両方の試合を見たい場合には、2週間連続で東京に行かなければならなくなる。交通費とかを考えるとこれはきつい。本当に人を集めるためのマーケティングがきちんとできているのか?イブのイベントで大成功!といった馬鹿の皮算用で理論や分析の裏付けが全くない慣例的措置で決めたのではないのか?日本人のマネージメント下手は今に始まったことではないだけに非常に不安が残る。この辺のマネージメントが上手いはずの外国勢でさえ、米国国内リーグは活動休止、欧州は各国リーグとも閑古鳥が鳴く始末。ブラジルに至ってはスーパースターマルタのいたチームでさえ消滅している。

 個人的には「前座」という意識を取り払って「サッカーの祭典」みたいな感じで、現行の女子選手権の決勝と天皇杯の組み合わせのままでいいと思う。本音では伝統に沿って元旦開催であってほしいが、選手の契約やオフに差し障るというのならば一番動かしやすい日程こそ考え直すべきだ。女子の人気だって長続きはしないのだから、ここでリスクを負って変えることはしなくていい。ただでさえ徐々に人気になったとかじゃなくていきなり人気になったからだ。かつて96年アトランタ五輪以前の女子の人気は右肩上がりだった。それが99年の米国W杯敗退により翌年のシドニー五輪出場を逃したことでどれだけ沈んだのか、澤は知っている。女子サッカーはアトランタ以降に人気が急降下したのだから。今のなでしこには澤のような「カリスマ性のある選手」が他にいない。澤ほど献身的にグラウンドの内でも外でも人気向上に努めてきた選手はいなかった。その代償として体調を大きく崩し、選手生命を短くしてしまったように思えるが、それでも女子サッカーへの貢献度は計り知れないもので大きな賞賛に値する。残念なことに後継者の宮間はただうまいだけだからいずれ代わりが出てくると思う。

 男女インカレの、同日同会場開催こそ、決勝進出した4チームの関係者に失礼な対応だった。客席でも男女チームのそれぞれのサポーターが、試合時間に合わせて、ゴール裏を譲り合わねばならず、ハッキリ言って不便極まりなかった(表彰式が両試合の終わった後にあるため)。これはサッカーに限らず日本人はスポーツを観る視野が狭いという点に問題がある。女子ソフトもそうだったが、競技の技術を重視するあまりにその競技そのものを愛するということを忘れている人が多いのではないか。無理して忙しい年末年始の国立霞ヶ丘競技場開催に拘らずに、味の素、西が丘、夢の島、駒沢と、決勝戦に相応しい競技場は、東京都内にいくらでもある。仮に女子サッカーの人気が一時的だったとしても、これらの競技場を抑える事が出来れば、女子選手権決勝戦単独開催でも十分にペイできる。集客人数が少なくても、空席が目立つよりは満員のスタジアムでやったほうが盛り上がるし、チケットが買えない人が出たほうが来年、再来年の大会の希少価値(この表現で良いかどうかはわからないが)が上がるのではないか。最終的には皇后杯もしくは高円宮妃牌などが、女子選手権優勝チームに賞金ともども授与されたらベストだ(女子選手権には賞金がない)。 

 …前座?男子が前座試合になればいいんだよ。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(0件)

内 容 ニックネーム/日時

コメントする help

ニックネーム
本 文
女子選手権と天皇杯の分離開催に反対する 海を往く者/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる