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zoom RSS 日本の造船業界は猛省せよ

<<   作成日時 : 2012/01/27 08:05   >>

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 大手・中小で3社あれば十分。

 30日付中国紙・経済参考報によると、新規受注の減少に伴い、中国最大の造船拠点である浙江省長江デルタ地域の造船所24カ所のうち、半分が操業を中断した状況だという。今年1−10月の中国造船業界の船舶新規受注量は2975万DWT(積載重量トン)で、前年同期を45.5%も下回った。韓国との格差は今年に入り、受注実績に表れた。造船・海運市場専門の調査会社、クラックソンによると、現代重工業など韓国の造船会社は今年1−10月に304隻、1228万CGT(標準貨物船換算トン)の新規受注を確保し、同じ期間に809万CGTを受注した中国を上回った。以前に読んだ海運業界誌で「造船世界一」って見出しを見た時にはいくら事実とはいえ呆れたが、「ハイレベルの船舶の研究・開発、製造においては、造船強国の日本や韓国より遅れている」ときちんと報道するところはまだ良心的だ。

 政府補助金で安値受注でノルウェー、ポーランドなどの北欧造船メーカーを軒並み衰退させて、かつ日本からの詐欺のような技術移転でこれまでやってこられたが、昨今の世界経済危機により、海上荷動き量が減ったことを受けた中国造船業界は、今年の船舶新規受注量が激減し、連鎖倒産の危機に直面している。各種報道や経済誌を見れば判るとおり、中国の経済発展のピークは2011年だった。まず同年秋に中国沿岸都市部の不動産バブルが暴落を始めた。今年は中国全土の都市部の不動産バブルが暴落するだろう。不動産バブルの暴落は、中国の地方財政を崩壊させるだろう。既に高速鉄道や高速道路のインフラ建設が地方政府の財源不足で3/4がストップしている。2012年には欧州通貨危機の影響で輸出も減り、中国の経済成長にトドメが刺される。次いで中国の証券市場が暴落し、国際的な信用を失った中国造船業界は今後の受注が大幅に減るだろう。

 だが日本の造船業界はそれでもそんなリスクを抱えた中国に注文が相次いでいる事実を認めて反省する方が先なんじゃないのか?相手を笑っている暇があったら、進水式でも決して沈まない自分たちの国の優秀な船を売り込んで造船市場を奪回する方がずっと大事だと思うのだが。昔は日本が世界一の造船大国だったのに、失われた20年で見る影も形も無くなった。基本的に造船というのはローテク産業で、本国、日本、韓国、中国とその時代の発展途上国に順次中心が移転していくのは残念ながら歴史の必然である。造船(外身だけ)はそんなに難しい技術ではない。確かに技術的ノウハウの積み上げである中身や設計は難しいけど、鉄板を作って溶接さえ出来れば一応船にはなるからだ。だから造船は重厚長大産業のひとつであり、国ごとの経済発展の最初の方で盛んになる産業(=いわゆる労働集約産業。日本・韓国を見れば判るでしょ)でしかない。

 ・・・そのうちポーランドのように造船所で「自主管理労組・連帯」がストして民主化が達成される、なんてことにはなりそうに無いよな、あの国は。



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