海を往く者

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<<   作成日時 : 2011/12/02 23:33   >>

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 こう呼ばれるようになったら馬鹿の証拠。


 大学の教員の給料について話が出た。国立大の場合、元が国家公務員の教育職扱いだったので、これに博士号などの学位や年数が加算される。普通の行政職よりは良いが、特別職や公安職なんかと比べるとそんなに差はない。私大は大学でピンキリ。三流私大なら就職したほうがマシだが、早稲田や慶応、明治、法政あたりの六大や準大手あたりなら東証の一部上場大手企業の向こうを張れる。ただし、授業や学内行政といった雑用がべらぼうに多いのでこれが高いか安いかは人による。大学院だけ教えていて研究に専念しやすい環境にあるのならば、研究成果を上げて著名になれば本とか講演の副収入も増えるので、トータルで考えれば決して悪くないレベルに到達することはできる。

 問題なのはそこに至るまでの過程。22歳でそのまま修士から博士課程へと進学してもまともに就職できなければ数年任期のポスドクか任期付きの助教を渡り歩いて食いつながなければならない。今や40歳までにまともなパーマネント(常勤)のポストをコネなしに得られたなら相当に幸運な人だ。しかもこれは理系の話。文系だと授業料はもちろんのこと、研究にかかる経費すら自腹(金がかかるのは基本的に参考文献とか学会発表だから)が一般的なので、月の本代が数十万円というのも珍しくなく、親か学生支援機構から金を借りて借金まみれになるか、単価の高い塾講師や夜の世界のアルバイトをして研究に資金を投げ打つ貧乏生活が待っている。

 この状態で学生結婚なんかするともう大変。先立つモノなどあるはずもなく、結婚資金も子供の養育費もマイホーム資金もない。相手の実家が資産家で入り婿だというのならば話は別だが、日本ではそんな「髪結いの亭主」みたいな生活はプライドや世間体が許さないだろうし、かといって給料水準がそこそこないと家のローンも組めないので、家を持てたのが定年間際の50代後半というのもある。前述の理由で常勤職に就けない場合はもっと悲惨。この場合は、マイホームなどは永遠の夢になってしまう。芸術家や漫画家ほどではないものの研究者を志すのはかなり茨の道、ハイリスクな道で、そのコストとリスクを考えると割に合わないと思う。

 ・・・あたしゃ「奉公構」を時の総長に撒かれたからねぇ。

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