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zoom RSS 面接の達人

<<   作成日時 : 2011/10/12 06:39   >>

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 ・・・ではないけど。


 面接とInterviewの違いって結構重要。前にも言ったと思うのだけど、市販の就活Howto本(+人事・採用担当者向けの本)を3年くらいかけて就活の方法論の変遷を追っていたことがあるのだが、ある意味流行モノなので当たり前といえば当たり前のことだが、年ごとに双方とも採用/就活のノウハウは変化(流れに取り残される人も多いが、一度流行ったものはどんどん旧式化して枯れていくので)しているので表面上は理解している人が増えていても、真に受ける大人がいるはずもないにもかかわらず「私にはリーダーシップがあります」と無謀な主張をしてしまう学生はなかなか減らない。

 話の内容以前に「ちゃんと読める文章になっているか」、これがすごく大切だ。「そんなの簡単に出来るだろ」と思いきや、これがまた難しい。前提知識ゼロの人間に対し物事を伝えるのに、どうやったら伝わりやすくなるのかに日々頭を悩ませている。物語の構造も重要だが、それも相手が読み取れなかったら意味がない。だが文筆業や画家といった職業の人々にはそうした思い遣りはあまりない。なぜなら「そもそも人に使われていない」から。むしろ無責任な傍観者から賞賛されたりする。とりあえず、

・一文がやたら長くダラダラとしてないか?
・事実関係が簡潔に整理してあって、パッと見ただけで文意が掴めるか?

 だけを注視して文を書くだけでも、一気に読み手の印象は違ってくる。逆に言えば、日本語としてちゃんとした文になっていれば、割合スカタンな内容でも案外マトモに見えるもの。これは英語や他の言語でも同様。言わんとしていることは分からんでもないけど、しかしいまいちピンと来ない。それがなんと多いことか。わかりやすい表現は難しい。自分では整理して書いたつもりでも、案外他人に読ませると「?」ってなることが多いから。そういう意味で、こうやって不特定多数の人間に見せる文を書く経験って、案外情報の取捨選択の訓練になるのかもしれない。

 一般企業の就職活動におけるエントリーシート(以下ES)というのは自己分析手法の一つでもあるので、自分の傾向はどのようなものなのか、長短所は何か、長所を示せるエピソードがあるか、短所をどのようにカバーしているのか、その辺を「簡潔に、過不足無く説明できる能力」を読み解くことで、個の能力を推し量ることが出来る。その上で良い意味でも悪い意味でも「将来、大きく化けるかもしれない人」、要するに「可能性の大きさ」「伸び代の大きさ」を内に秘めた人間が一般企業において求められる人材だということになる。その上で、個の完成度が高ければなお良いけれども、最重要だというわけではない。

 具体的方策としてのテクニックは文字通りのその時次第、状況によって最善の答えは異なるわけで、それを如何に臨機応変に繰り出せるか、手数の多さが強いて言えば勝敗を分けるポイントなのかもしれない。だからHowto本の「テクニック」は「誰かから聞くもの」である以上、逆に言えば「大抵みんな同じ事を聞いている」とも言える。でもレベルの差はどうであれ、集まっているのは所詮学生、テクニックなんぞタカが知れているし、知識・思考力といったあらゆるものが悉く不足している面々が集まったところで、まっとうな議論になる筈もなく、後味が悪いというのもある意味当然だと思う(逆に言えば後味の悪さを感じられる余裕のある人間はまだマシな部類)。要はたくさん読みながら「こうしなさい、と勧める理由は何だろう」といったところまで理解できないと使い物にならない。

 就職活動中は同じような境遇の友人知人が多いのでついつい視野が狭まりがちなのだが、採用部門は組織の一部でしかないし、ましてや組織の意思を体現している訳でもないし、労務管理も一部のブラック企業を除いて外からびくびく考えているほど無茶苦茶なことは稀だし、商売というものはやんわりとした表面を持っていても結局のところ相手がいる以上、争い事の一種でやる気のある人もない人も巻き込んでしまうから争い事なのだ。多分、どこの会社に勤めても新人は能力には期待されないが、とても大切にされているし、労務管理の点でも最優先で配慮してくれるし、直属上司もそれに一番頭を悩ませていると思う。でも、そうした配慮は往々にして本人には往々にして通じない。なぜなら立場が違うから。

 今の時代に管理職になれる人はそうした配慮を「本人が有難がる」と思っている程馬鹿でもないので気にすることはないのだが、「就活アタマのまま仕事に就くと大変だろうな」と人事部門ではない現場の先輩たちは思っている。それでも、「仕事がデキる」が即「採用したい」になるわけではない。優秀か否かが選考の大きな物差しであることは言うまでもない。だが、最後の内定という判断にかかるときには、「その人と同じ空間を長時間ともにして働けるかどうか。その人と同じ方向を向いて仕事に取り組めるかどうか」という点が決め手になってくる。この点は異動が基本的に存在しない外資系では特に重要になる。対立した場合、どちらかが出ていくことでしか解決できないからだ。

 ・・・でも「圧迫面接=個の能力を推し量ることが出来る」と間違って考えている面接官の多いこと。

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