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zoom RSS 海洋関連の会合76

<<   作成日時 : 2011/07/16 05:42   >>

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 誰のための何のための研究?


 http://www.jamstec.go.jp/shigen/j/

 JAMSTECの組織改編で出来た海底資源研究プロジェクトだが、実務のJOGMECと科学のJAMSTECが連携して効率よく掘削や研究を進めましょうという総花的な話。確かに世界的には航行型AUVの技術は成熟しつつあるが、それはあくまで探査だけであり、作業は未だにROVやBMSといった従来機器に頼っている。そんな中でMultiple AUVは技術的飛躍が大きすぎる。r2D4もインド洋の底に眠ったままだ。学者が自分の政治的主張を繰り返す場面が多すぎる。

 そこに持ってきてJAMSTECの海中ロボット3機種同時製作。なんとすべて短期間で開発・建造してすぐ探査に用いるというかなりのやっつけ仕事。しかも予算の関係で手作り試作品レベルというおよそ技術開発の名に値しない内容。これなら海外から買ったほうが契約や保険で縛れる分、ナンボかマシだ。これではまた「かいこう」のような重大亡失事故が起きそうだ。研究グループは問題外。サイエンスとエンジニアリングの学際領域であるのに、自分の話しかしない。

 JOGMECの「白嶺」にしても、三次元物理探査船「資源」のボッタクリに懲りた経産省が他省庁より船舶関係の経験者を資源調査船計画スタッフにかき集めた結果、人員を引き抜かれた省庁は他の海洋プロジェクトの遂行に支障を来たし、引き抜いたJOGMECは虎ノ門に引っ越して集約しても、もともと「白嶺」と「資源」のプロジェクト同時並行なのでただでさえ少ない人的・資源的リソースをさらに細分化している。この国辱的プロジェクトは即刻解散すべきだ。

 翌日は海洋アライアンスと日本財団による共同シンポジウム「大震災からの復興への道筋」。さすがに300人以上集まってきた。被害の実態把握を進めている東大海洋アライアンスと学生ボランティアの派遣など多角的な復興支援活動を進めている日本財団が、大震災で壊滅的な打撃を受けた三陸沿岸地域の生活や水産業の復興を模索するのが狙いだろうだが、岩手県の沿岸漁業の及ぼした影響や求められる防災対策、造船や水産業の復興ばかりで福島の原発やそれに伴う海洋汚染などの話はなし。消費者の「安全・安心」はどうでもよいのか。

 単なる説教や政治的宣伝ならば、大学や学会という権威を借りる必要はない。個人主義こそ、学問の基本だろう。海洋に予算がないというが、研究予算は申請して自分の能力と研究の質で勝ち取るものであり、本来は行政にもらうものではない。今の優先度から見て、海底調査よりも災害復興の方にお金が流れるのは当然だろう。もちろん、行政が調べてくれるならば、当事者としてはありがたいだろうが、この国難に際して調査の必須事項というわけではないし、学術的重要性から、海外から研究予算を獲得することもできる。
 
 …水産学会や海洋学会の方が、まともな見解だと思うけど。

 

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