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zoom RSS 国連英検の存続危機

<<   作成日時 : 2011/03/17 00:06   >>

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 国連機関へのパスポート


 国連英検とは、正式名称を「国際連合公用語英語検定試験」という。国連英検の特徴としては、英語の資格試験でありながら、「英語力だけではなく国際人としての知識とマナーが問われる」、「国連の活動に関する知識を問う問題が出題される」、「問題の大半が時事問題に関するもの」といった国際問題や国連の活動に関する知識が問われるというかなりユニークなというか異色な英語試験である。「国連英検は国際連合(the United Nations)が実施しているのか?」と思われるかもしれないがそれは違う。国連英検を実施しているのは、「日本国際連合協会」という財団法人であり、「国際連合のA級諮問民間団体である国際連合協会世界連盟の有力メンバー」である(国連英検の公式ホームページによる)。早い話が文科省に英検資格を持って行かれた外務省の対抗馬と言える。

 この国連英検は特A級とA級合格者に限って国際公務員等を目指す人の登竜門になる(=合格者は国連機関でのインターンが受けられる。国連の採用システムには正規の採用枠以外に「スカウト」というのがあり、「こいつは使える」とボスに判断されると現地ドサ回り要員として採用されることがある。知り合いにこの方法で採用されてUNHCRの現場担当者になった奴がいる)。だが企業としては英語力の証明としては明らかに偏っているし、しかも最近の報道によると、国連英検はTOEIC受験者の増加などにより、受験者が減少(ピーク時(1980年代後半)には約7万人だったが、現在では約1万3000人)した上、以前は、年間3000万円程度の補助金が外務省から出ていたが、04年度から補助金が打ち切られてしまい、実施団体の日本国際連合協会も財政難に陥ってしまっていて、慢性的に赤字経営が続いている。

 例えば、2005年10月29日の毎日新聞に、「国連英検 不人気で財政難」という記事が掲載されたり、以前は、全都道府県にあった地方本部も、2005年3月までに6箇所(山梨、三重、大分など)が閉鎖されている。国連英検に関連する最近の動きの1つに、一部の級での面接試験の廃止が挙げられる。国連英検では、2005年度までは特A級・A級・B級の3つの級で二次面接試験が行われていたが、2006年度からは、B級の面接試験が廃止されることが決定した。TOEFL iBT、GTEC、PhonePassなど、最近の英語試験ではスピーキングに力を入れたものが多く見られる中で、面接試験廃止の理由は明らかにされていないが、おそらく財政難が1つの理由であることは間違いないとされる(面接試験は試験官や会場の確保などで、筆記試験と比較するとコストがかかる )。昔はもっと手作り感があったのだが、システマチックになったようだ。

 …これの専門英語学校だったNCB教習所もいつのまにか潰れていたんだね。

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