海を往く者

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zoom RSS カップヌードルの容器

<<   作成日時 : 2010/12/03 06:40   >>

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 ここにもコストダウンの影響が。


 日清食品が、カップヌードルの容器を伝統的な発泡スチロールをついにやめて紙を主としたものに変更するという報道が先年あった。海洋関係者の中に,特別の感慨を持って受け止めた人が少なからず居たはずである。 JAMのTさん、Iさんや大気海洋研のM先生、あなた方もその一味でしょうに。これは10mごとに1気圧、5000mの深海では500気圧にもなる水圧を実感するため、船から観測機器(特にCTD)を深海に吊り下ろすときに、本業の観測に影響の無い範囲で、中身を除いたカップ麺の容器をワイヤーの先端につけて沈めるという「圧力実験」がしばしば行われる。発泡スチロールでできた容器は、深海の圧力の影響を受けて容器中の空気が抜けて容器全体が相似的に縮小する。つまり、容器の形状はほぼ維持したままで大きさのみが小さくなるという非常に興味深い結果になる。

 だがこの実験を成功させるためには、どのカップ麺の容器でもよいというわけではなく、全体が発泡スチロールだけで出来ているカップ麺第一号の、日清食品「カップヌードル」シリーズの容器でなくてはならない。なぜならば、他の紙を主成分とするものや、プラスチックのコーティングが施された容器では、深海に沈めると均等に圧力がかからないので、中の空気がうまく抜けずに途中で圧壊してしまい、無残にぼろぼろになったり壊れたりしてしまう。ほとんどの種類が食品トレーと同じ材質や紙にプラスチックのコーティングをしたものになる中で、頑なまでに全面発泡スチロールを維持してきたカップヌードルであったが、今後はそうではなくなるというのであれば、上述の実験はもはやできなくなるのかもしれない。

 …今後は貴重なものになる可能性が高いな。買い占めておくが吉。

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コメント(3件)

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綺麗な形のまま圧縮させるにも、それなりの「技術」が必要だったとか・・・。(笑)
今度知り合いに会ったら、必ず貰っておくことにします。
ひん
2010/12/07 00:59
発砲スチロールって海のごみとしては
厄介なものの一つと思ってます。
それが替わりつつあるのは時代でしょうか?

でも「圧力」を目でみてわかるものとしては・・・・
最適ですね。
ebi
2010/12/10 23:22
どもどもご両人。

@それなりの「技術」が必要

 重石を載せずに紛失した人間や中身入れたままやって圧壊させた奴はいましたが…

 貴重品ですのでぜひぜひ。

@発砲スチロール

 うーん、現業でそれに苦しめられている身としてはご遠慮願いたい代物です。メーカーの人間に聞いたところ、環境への影響はやはり気にされていましたね。

 でも「圧力実験」としては一番お手軽で科学教室とかやった時のお土産にもできるので一石二鳥なんですけどねぇ。
Flagship
2010/12/11 11:31

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