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<<   作成日時 : 2010/10/25 06:07   >>

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 小生の専門分野


 http://www.ittosha.co.jp/ISBN978-4-903532-51-6.html

 各方面で話題になっている「マンガで楽しむ ラクラク 電波とレーダ」を買ってみた。いかに船舶や航空関連で専門にしているとはいえ、その表紙がどうにもアレなのであまりお近づきになりたいとは思っていなかった。しかし、たまたま書店で見つけたので「冷やかし程度に」立ち読みした所、それなりに良書だと気付く。マンガパートの必然性はあまり感じないが、テキストパートはそれなりに高度でそこそこ使える。この分野は他の何かに応用されない限り、単独では成立しない学問なので、基礎が判っていないと仕事にならない。個人的には、以前からよく分からずにいたパルス圧縮を筆頭に、レーダの原理的な部分をきちんと解説してくれているので、いい買い物だったと思う。それもそのはずで、著者は電磁気学や伝送工学で勉強させていただいた中司先生である。

 一応大学では電波情報工学なんぞ学んでいたので、レーダ方程式や、電波伝搬については一通り学んでいるとはいえ、大学の講義では回路構成と動作原理を組み合わせればレーダが出来上がるというところ止まりだった。別の実習で実際のRF回路もいじっていたが、こちらはすでに組みあがった基板を使用して、スペクトラムアナライザに波形を出力する程度であった。この本は、これらの「通り一遍」の知識の隙間を埋めてくれる。しかも、内容は非常に硬派でありながら、テンポの良い文章は砕けていて馴染みやすい。この文章を「ふざけすぎ」と感じる人も多いようだが、こういう路線を一概に否定するものではないし、マンガ抜きでも十分に優れた入門書だったのじゃないかと思う。というわけで、買ったその日に読破した。

 ただし、あらかじめ8割方の知識があったからすんなり読めたというだけの話で、実際は一気に読破するような本ではないと思う。その点、編著者は誰を視野に入れて本づくりをしたかったのかそこが良くわからない。オーム社の類書よりいくらか低めの価格設定だとはいえ、初学者やプロ資格に始めて足を踏み入れたアマチュアでは混乱を招き、ただ時間を浪費するだけで終わると思う。モノがモノだけに数式だらけで、それが嫌という人には辛いのだろう。そういう取っつきにくさを緩和する狙いから、「マンガつき」にするコンセプトだったのかもしれない (あくまで「緩和」であって「解消」ではない)が、知っておくべき基礎的な事柄についてはやはり正規の本を読むべきだと思う。CQ出版社あたりから出ている、基礎から学べるテキストを買って読み込むのが、最も効率が良さそうだ。

 …一定の知識を得た後の確認程度には良いのかもしれない。




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