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zoom RSS 博士はバカセか

<<   作成日時 : 2009/10/31 02:50   >>

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 D課程行かなくて良かったガクガク(((( ;゚Д゚))))ブルブル


 http://www.nistep.go.jp/achiev/abs/jpn/mat103j/pdf/mat103aj.pdf

 文科省がまとめた科学技術分野の博士課程修了者(博士号取得者ではない)についての就職状況の報告書である。平成14年度のデータでは、修了者数10,032人のうち就職したのは6,289人(62.7%)で、研究生や無業者は3,048人(30.4%)、死亡者や行方不明者は695人(6.9%)だった。理学の場合、修了者数1,607人のうち就職したのは803人(50.0%)で、研究生や無業者は667人(41.5%)、死亡者や行方不明者は137人(8.5%)だった。博士課程を修了せず、中退して行方不明になる者も結構いるとされている。

 つまり、10人中1人は自殺するか行方不明になり、4人は職がなく、5人はポスドクで1-3年状況を先送りするだけである。定職に就けるのは、(助手の公募は約100倍なので)100人中1人くらいであり、民間にその受け皿はない。ちなみに、唯一の例外とされる保険医療関係の博士は、自分で実験せずに、しかも自分で論文を書かずに取れるらしい。それに、医学生理学関係の実験室研究は、あまり時間がかからず、インパクトファクターも高いのでやはり例外になる(研究業績があげやすい)。

 上記の状況を判りやすくしたHPがあるので参照されたい。

http://www.geocities.jp/dondokodon41412002/index.html

 その上で博士に否定的な意見としては下記のような見解があるのだろう。

 「博士過程に進む学生≠優秀な学生」
 「優秀な学生≠有能な人材」
 「プライドは人一倍高いくせに高額な給料を期待する人間の行き場は無い」

 この報告書のまとめに、「米国に比べ、博士号取得者が、民間営利企業にあまり就職しない傾向がある」「今後、日本が科学技術創造立国を実現するためには、博士号取得者の優れた能力が「新たな知の創造の場」である大学で十分に発揮されるべきであることは勿論、「新たな知の活用の場」として産業界でも十分に活用されるべきである」と書いてある。博士号取得者の優れた(創造および応用)能力を理解しているのであれば、彼等が民間営利企業に就職したくても就職できない現状を理解して、早急に対策を立てて欲しい。その意味で上記の見解は間違いである。

 だがそれよりも気になるのは最後の死亡者や行方不明者の追跡調査が不十分だと思われる点である。裏世界への入り口は、比較的身近なところ(アルバイト情報誌やインターネット等)にあるのでその気になりさえすればさほど難事ではないし、表の仕事よりも収入は良い。最近のハイテク犯罪や巧妙な詐欺には、このような行き場のない専門家達が関与しているように思われる。知能犯の増加防止のためにも就職先の確保は重要な課題である。

 …最後に山本提督の有名な言辞で締めくくろう。

 やってみせ、言って聞かせて、させてみせ、ほめてやらねば、人は動かじ。
 話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず。
 やっている、姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず。

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